あらすじ

捜査一課長の机に並ぶ三つの錠剤。 二つは胃薬、一つは毒。 法では裁けない“完全犯罪の殺人者”を前に、彼は自分自身をも巻き込む賭けに出る。 容器に自らの胃薬を混ぜ、四つになった錠剤から被疑者に一つを選ばせる――。 その緊迫した取引の裏側には、昨日、被疑者が一課長に飲ませた毒という、誰にも語られていない因果が沈んでいた。 人を裁くのは法律か、記憶か。 静かに閉じていく部屋の扉の向こうで、宿命は確かに終わりを迎える。

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カクヨム
カクヨム2025/12/04
  • 現在の作品透明な手錠