あらすじ

男は前世の記憶を思い出した。 その瞬間、さっきまでのウキウキとした「今から邪神様をこの目で見られるんだ!」というある意味純粋な思いが消え去り、額からは冷や汗が流れ出ていた。  それも当然のことだろう。  何故なら、あと数秒……たった数秒記憶を思い出すのが遅れていたら、男は死んでいたのだから。  男は色んな意味でその場から逃げなければならなかった。  だが、ただ逃げることは出来なかった。  何故なら……少し視線を下げれば、全てが真っ白な女の子……ついさっきまで邪神の依代にしようとしていた存在の子がいるのだから。  ただの女の子じゃない。  自らと……自らも含めた全ての邪神教と命が繋がった子だ。  それは、邪神教に所属する者達がイカれているからこそ……邪神に命を捧げてしまったが故のことだった。  そこで男は思った。 「もう主人公に任せよう」と。  自分の命が掛かっている以上、いくらこの世界の主人公とはいえ、他人に任せるのは怖かったが……自分に奪い返そうとしてくる邪神教達から守る力など無いのだから、仕方ないだろう、と心に言い聞かせながら。

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カクヨム
カクヨム2025/12/03
  • 現在の作品邪神教の冒頭死に役幹部に転生〜死にたくないから取り敢えず腕の中にいる依代ちゃんをどうにかしないと〜