あらすじ
私の憧れの人は…
お母さん。
料理上手で、優しくて、あかん事はしっかり怒ってくれる私の唯一信頼出来る人。
世間で言う肝っ玉母さんで病気も一切した事がなかった。
ところが私が小学四年生の時、急にお母さんが私達の前で、
「お母さん入院する事になった…」
と涙を流しながら言った。
小さかったし訳もわからずただ皆泣きながらお母さんを止める事しか出来なかった。
お母さんはうつむきながら
「すぐ戻ってくるから」
と行ってしまった。
その日からはお父さんの帰りが仕事で遅かった事もあり夜だけ祖母の家で面倒をみてもらう事になった。
朝早く自宅に戻り学校へ行くという生活が何ヵ月か続いた。
でも毎週日曜日は必ず家族全員でお母さんのお見舞いに行く事が日課になっていた。
お母さんは病院の中でも元気で今にも退院出来そうな位でどうして入院しとるか不思議な位だった。
でも今思えば私達につらいところを見せやんよおにしてくれとったから…。