あらすじ
荒れ果てた世界。人々は争いに明け暮れ、優しさは忘れ去られていた。
そんな時代に、一人の少女が静かに祈った。
「どうか、誰かを傷つけるためではなく、誰かを守るための力を……」
山の奥の古木の下、少女・咲弥の祈りは天に届き、七つの光を宿した桜の芽が生まれる。
その光は、ただ守る心を持つ者にだけ力を与える奇跡の核——桜満開装具の原型だった。
咲弥はまだ幼い身でありながら、影のように迫る悲しみや孤独、怒りを抱える人々を守ろうとする。
胸に宿る光は小さく脆いけれど、少女の決意と優しさによって、少しずつ桜の花を咲かせていく。
やがて、七つの波長——喜・愛・優・楽・幸・誇・信——を揃えた桜は満開となり、未来へと届く光となる。
時を超え、名前も知らぬ守る者の胸で桜は咲き、世界に新たな希望をもたらす。
これは、原初の巫女・咲弥が紡いだ、守る心と優しさの物語。
一人の少女の祈りが、遠い未来にまで奇跡を繋ぐ、感動のファンタジー。