あらすじ

今から二年前。とある事故をきっかけに、その少年は人の間に繋がる『赤い糸』が見えるようになった。 しかもどうやら、それは世間一般的に言われる『運命の赤い糸』というやつらしい。 こんなん見えてどうすんねん、とは思うものの。 少年は持ち前の寛容さで、その異常を受け入れた。 座右の銘は『諦めてから考える』。 世界にはどうしようもないことがあるのだから、逆らわない方が賢明に違いない。 ……そう、思っていたのだが。 俺は僅かに顔を下に向けて、胸から伸びる『五本の赤黒くてドロドロとした糸のようなもの』を見つめた。 顔を上げれば、頭のおかしい異常者達が満面の笑みで俺をロックオンしている。 なんだその笑顔は。 まるで、私たちはヒロインです! みたいな顔しやがって。 認めん、俺は認めんぞ。 こんな人格破綻者共に迫られることが、ラブコメであるはずがないのだ。

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カクヨム
カクヨム2025/12/03
  • 現在の作品これがラブコメであるはずがない