あらすじ

「みんな消えてしまえばいいのにな」  中村真治は、ブラック企業で働く心身ともに疲弊した会社員だ。パワハラ上司と陰湿な同僚、うるさい隣人に日々精神を削られ、唯一の癒やしである睡眠も、原因不明の悪夢に蝕まれていた。夢に現れるのは小学生の頃、黒い水たまりに「どぼん」と消えていった、顔も思い出せない友達の姿。  繰り返される悪夢が鮮明になるにつれて、真治は消えた友達がかつて自分を執拗にいじめていた女の子、佐藤梨花であることを思い出す。  そして夢の中で梨花を何度も飲み込んだ黒い水たまりが真治の現実に姿を現しはじめる……。  ホラー短編賞『部門③「記憶」にまつわるホラー』への応募作品です。  小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。

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