あらすじ

かつてこの地には、“神”がいた。 人々は神に祈り、願い、やがて――欲した。 力を。 幸福を。 奇跡を。  神は祈りに……欲に応え続けた。  しかし、次第に“願い”は“命令”へと変わり、神を縛る鎖と化し、ついには人々は神を囚えた。  人々は、神の力を欲望のままに引き出し、無垢なる神の思いは救いから、憎しみへと反転した。 こうして神秘は堕ち、魔法となって世界に根付くことになった。  神の無垢を穢した人々は、なおも己の罪を省みることなく、魔法にすがり続けた。  その果てに産まれたのが魔物。 怒り、憎しみ、嘆き……あらゆる負の情念が魔力と結び付き、世界に現れた、滅びの厄災。  そして、魔物の出現と時を同じくして人と同じ姿を持ちながら、魔物の力を身に宿す者が現れる。  人々は、彼女たちを魔女と呼んだ。  魔女は神の呪いに最も近しく、最も遠い者たち。  これは時に虐げられ、利用され、それでもなお足掻き続けた魔女達の物語。  彼女たちの胸に宿るのは、愛か。それとも憎しみか。

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カクヨム
カクヨム2025/12/03
  • 現在の作品毒の魔女は愛を知る