あらすじ
かつて古代文明が遺した「八雷ノ神器」を巡り、
桜花帝国と黒鋼連邦の戦争は激化していた。
農村で育った少年・天城朔夜は、黒鋼の試作陸蒸気兵による襲撃で故郷を焼かれ、家族を失う。唯一生き残った妹・夕凪は、“神器を起動させる鍵”である巫女の血脈として連れ去られてしまった。
徴兵された朔夜は、初陣で戦術解析の才能を覚醒させ、叩き上げの名将・槍月尚玄に見いだされる。蒸気が立ちこめる最前線で、敵の巨兵に立ち向かいながら、朔夜は妹を奪還するために知将として成り上がっていく。
だが、かつての幼馴染は妹の秘密を黒鋼に売り、敵国へ亡命していた。そして彼の背後には、村の老人に偽装した“古代文明の裏切り者”が暗躍する。
雷鳴が哭き、桜花が燃える戦場で、
朔夜は奪われた“鍵”を求めて立ち上がる。
復讐か、救いか――若き参謀の選ぶ道とは。