あらすじ
「魔王を封印するには、勇者の命が生贄に必要」。 その理不尽な『世界のルール』により、1000年もの間、愛する勇者が死ぬ運命を繰り返し続けてきた予言者エルヴィラ。100回以上の死に戻りを経て心が壊れ、路地裏で毒を飲もうとした彼女を止めたのは、一人の男だった。
男の名はクロウ。金と自由を愛する天才詐欺師。 「神様が決めた運命? 正面から戦うから負けるんだ。勇者が死ぬのがルールなら、世界(システム)ごと騙してやればいい」
クロウが提案した『神殺し』の計画は、常識外れのものだった。 それは、顔だけが良いクズ男を「偽の勇者」に仕立て上げ、逆に敵である魔王に聖遺物を送りつけて「勇者度」を高め、システムに「魔王こそが勇者だ」と誤認させて生贄に捧げるという、史上最大の大博打!
「俺は欲張りな詐欺師だ。世界も、未来も、お前も。全部いただく」