あらすじ
「レン、お前はもう用済みだ。この新ダンジョンの『生贄』としてな」
勇者パーティーの荷物持ち(ポーター)として尽くしてきた少年レンは、ある日突然、見知らぬSランクダンジョンの最深部で裏切られ、魔物の囮として置き去りにされた。
信頼していた幼馴染の聖女に嘲笑われ、勇者には剣で斬りつけられ、レンは奈落の底へと落ちていく。
死を覚悟したその時、レンの隠されたユニークスキル【収納】が覚醒する。
それは単に物を出し入れするだけのスキルではなかった。
対象を「収納」し、解析し、自分の配下として「再構築」する――そして、ダンジョンそのものを己の領域として支配する、禁断のスキル【ダンジョンマスター】だったのだ!
「喰らえ。そして平伏せ」
襲い来る最強種のドラゴンを収納し、配下にしたレンは、ダンジョンの主として君臨する。
一方、レンを追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで補給が滞り、装備のメンテナンスもできず、徐々に崩壊への道を歩み始めていた。
そんな彼らが、一発逆転を狙って挑んだ「未踏の最強ダンジョン」。
そこがまさか、かつて捨てたレンが支配する「庭」だとも知らずに……。
これは、捨てられた少年が最強の魔王へと成り上がり、元仲間たちをダンジョンの養分にしていく、爽快な逆転劇。