あらすじ
命──それは身体に宿る不可視の鉱石。
持つ者に力を与え、形を定めるもの。
繰り返す輪廻の中で、人は何を求め、何を学ぶのか。
消えた兄の謎と、自身の存在理由を追う男──リセル。
その答えは、戦いの中にも、ましてや自身の中にもなかった。
古代遺跡の最奥で目覚める女──レフィ。
その出会いが、リセルに“真実の扉”を開く鍵を渡す。
仲間たちと辿る人々の記憶。
リセルの内に座す“玻璃”の加護が示す記録は、
変えることのできない世界の理を突きつける。
精霊の光を失いかけた大地。
悠久の風の中、太古の記憶が甦るとき──
世界を定める七宝石の歌が響きはじめる。
鉱石世界クリスカの理に触れるとき、
時の扉を超え、世界はその真の姿をあらわす。
世界とは何か。
生きるとは何か。
自分とは──
その問いの果てに、風のなかで“玉の音”が響き渡った。