あらすじ
毎晩0時になると、その日の記憶が街ごと消える──。
高校生の三浦蒼真だけは、この異常な“リセット現象”を覚えていられる数少ない存在だった。
友人との会話も、約束も、積み上げた日常も、翌日には全て白紙に戻る世界。
孤独を抱えながら過ごしていた蒼真の前に、同じく現象に気づいていたクラスメイト・白川紗月が現れる。
彼女が差し出したのは『放課後リセット部』と書かれた一冊のノート。
紗月は、リセット現象が自然ではなく“人工的に操作されたもの”だと推測し、その真相を共に追うよう蒼真に提案する。
二人は、毎日消える記憶に抗うため、放課後に密かに調査を開始する。
断片的に残された手がかり、書き残したメモ、前日とのわずかな違和感──。
やがて彼らは、リセットの中心が自分たちの高校“地下”にあるという情報を掴む。
校舎に隠された謎の空間、監視の目、そして姿を消した生徒たち。
調べるほど、この現象が想像以上に巨大な力によって引き起こされていることが浮かび上がっていく。
だが、街の人々は毎日何も知らずに笑い、昨日の悲しみも明日の約束も忘れて生きていく。
それでも蒼真と紗月は、記憶を失わない自分たちにしか“続きのある明日”を作れないと信じて調査を続ける。
失われた日々の真実と、この世界の本当の姿を求めて──。
二人の放課後は、街の運命を変える戦いへと変わっていく。