あらすじ
周囲から『とにかくいい人』と言われている高校二年生の千尋(ちひろ)と、同級生で幼馴染の京(みやこ)は登校中に、金髪のロングヘアーを携えた、外国人のような出で立ちの美女に出会った。
彼女は自己紹介で自らをアロエと名乗り、千尋たちと行動を共にするようになった。
ある日、千尋はアロエと二人きりになり、そこで突然、アロエは自らを『天使』だと明かし、人を幸せにするのが自分の役目だと言った。アロエは人の幸せの増減を感知することができて、現時点で圧倒的に幸せが足りていないという千尋を幸せにするために、アロエはこの世界にやって来たらしい。
別の日、千尋たちは通学路で強面の男性数人に囲まれている女性と遭遇する。千尋が声をかけることで事なきを得たのだが、その女性は「自分といると不幸になるから」と、千尋とのかかわりを拒んだ。
その言葉に疑問を持った千尋は、アロエにそのことを相談する。すると、自らの意思によらず周囲の人間を不幸にする『悪魔』が存在すると教えてくれた。
いてもたってもいられなくなった千尋はその女性を探し、詳しい話を聞くことにした。女性はイルと名乗り、自分が悪魔であると認めた。しかし、イルは人を不幸にしたくないから、なるべく人とかかわらないようにしていたそう。
千尋はそんなイルを放っておけず、天使の力でイルを幸せにしてほしいとアロエに頼む。
一方、京は軽音楽部に所属していて、オリジナルの楽曲をつくり、それを文化祭のライブで気持ちを込めて歌い上げて、千尋に想いを伝えたいと考えていた。
ライブに千尋を招待した京だが、流れでアロエとイルもついてくることに。しかし、天使と悪魔が同時に居合わせたライブ会場で思わぬトラブルが発生する。以前イルを襲っていた男たちが学校に侵入してきて、イルに襲い掛かってきたのだ。
天使と悪魔、ふたりがそれぞれの力を駆使してトラブルはなんとか解決することができたが、その代償にふたりは千尋たちのもとを去らなくてはならなくなった。
それでも、京の歌は千尋にしっかりと届いていたようで、千尋は京の気持ちに応えてくれるのだった。
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音楽ライブで気持ちを届けようとする女子高生の裏で、天使と悪魔がビミョーに暗躍(?)する、ちょっと不思議な青春物語です。
アニメ的な映像を想像しながら読んでもらえますと幸いです。