あらすじ
大学一年の相川連は、駅前カフェのバイトリーダー。
仕事も、支えてくれる今の彼女・あかりとの関係も、ようやく「順調」になってきた――はずだった。
ある日、店に新人として入ってきたのは、高校時代に自分を振った元カノ・綾瀬澪。
「連のこと、嫌いになったわけじゃない。ほんとに」
「今は……こうするしかないって思ったから」
あの日の言葉を最後に止まったままだった時間が、
職場という“逃げ場のない距離”の中で、少しずつ動き出していく。
職場では先輩と後輩。
シフトがかぶれば、どうしたって会話をしなきゃいけない距離。
今カノには言えない本音と、
「まだ終われてない」元カノの気持ちが、
カップのふちからこぼれたコーヒーみたいに、日常を静かに濡らしていく。
「間違ってない。でも、どこかで間違えた」
終わったはずの恋と、今ここにある日常のあいだで揺れながら、
連は「二年前のごめん」に、もう一度ちゃんと答えようと決める。
元カレ・元カノ・今カノ、それぞれの立場から描く、
“二年前に振られた元カノと、今カノの間で“今”を選び直す”再会ラブストーリー。