あらすじ
転生面接──死んだ魂が次の行き先を割り振られる、世界管理OSの事務処理窓口。
「何か希望はありますか?」と問われた少女は、迷わずこう答えた。
――「██の“騎士”になりたいです」。
善悪のラベルで世界を管理する「神」にとって、それは想定外の志望動機だった。
本来なら焼却候補だった異物フラグ付きの魂 S-XXXX は、転生ルートから外される。
だが、VALHALLA の選別域が一瞬だけ書き換わり、少女の魂は横方向へと滑り落ちた。
世界管理OSのログには、設計外プロセス「█████」の微弱な干渉シグネチャが残される。
神に拒否された魂を拾い上げたのは、「世界中の魔女像の原点」でありながら、
どの善悪システムからも異物扱いされる存在──原初の魔女。
これは、異物として弾かれた少女が、魔女の騎士として世界の外側に立たされる物語。
善でも悪でもない場所から、「魔女」と「異物」と「救済」を書き換えていく長い戦いの記録。