あらすじ
感情を音に変えるアンドロイド“楽姫(がっき)”が当たり前にステージに立つ時代。
ギタリスト・渚悠真(ナギ)は、かつて相棒の楽姫ユイと共に、稲妻が走るライブステージで頂点を目指していた――あの夜、ユイのコアを壊してしまうまでは。
罪悪感に縛られ、ギターも仲間も遠ざけていたナギの前に現れたのは、「ユイの代わり」として紹介されたワケあり楽姫・レイ。
反発しあいながらも、ふたりは再びライブリーグのトーナメントへと戻っていく。
失われたコード、鳴らせなかった続き、ステージに置き去りにした本音。
ユイの幻影を追いかけるナギと、“代用品”でいることを拒むレイが、ぶつかり合いながら探し当てるのは――かつて一度だけ鳴らした、世界を変える「最後のコード」。
これは、壊れた相棒と壊してしまったギタリストが、
もう一度だけ「一緒に音を鳴らす」ために踏み出す、再起のバンドストーリー。