あらすじ

夏の夕暮れ、縁側で過ごす**の前に、突然“和服の少年”が現れる。 彼が姿を見せるたびに、蝉の鳴き声は止み、空気はひんやりと歪む。 おくり村 「遊ぼう」 少年はそう言って、どこからか家のサッカーボールを取り出した。 母親には姿が見えていないようで、**は戸惑いながらもその誘いに応じてしまう。 おくり村 翌日、少年はさらに踏み込んできた。 家の中へ、階段を上がり、**の部屋へ──。 その背後には、虚ろな目をした子どもたちの“群れ”が固まって待っていた。 おくり村 「みんな、まってるよ」 その一言で、**の世界は静かに閉じられる。 母親が駆けつけたとき、息子はもう家にいなかった。 呼べるのに思い出せない、“名前だけが消えている”。 おくり村 ──この村では、子が消えることを 「おくられる」 と呼ぶ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/12/02
  • 現在の作品おくり村