あらすじ
【この作品は、2025年7月22日に公開した前作を大幅に改訂したものです。12月2日を皮切りに、毎週2回(基本は火曜日と土曜日)に1話ずつアップしていきます。全31話。乞うご期待!】
■あらすじ
2024年4月、貧困な家庭に育った佐藤イブは、持ち前の問題解決能力の高さを発揮して大学院の博士課程を修了し、学生時代に抱えた借金の返済のため三浦半島西端の深井(ふかい)町の職員になった。 配属された職場が抱える課題を解決したことから、原町長から「怪傑(解決)イブ」と渾名されたが、自分に正直すぎる性格が仇となって、時には同僚から疎んじられ孤立することにもなる。
時の経過と共により大きな問題に直面するイブだったが、困りながらも何とか解決し、上司や町長の信頼を勝ち取っていく。
しかし、あることをきっかけに隣接する横須賀市と町の合併運動が起きることになり、役場とイブが巻き込まれて大騒動になる。
結果的にこれまで一度もやったことのない町長選挙が行われることになり、最大の危機を迎える町長とイブ。
強力な対立候補の牛目誠陣営との熾烈な選挙戦。対立候補側に肩入れした意中の人・加山万汰との恋の行方はどうなるのか?
そして、原町長とイブの最後は? (この物語は全てフィクションです。)
■主な登場人物(年齢は2024年4月1日現在)
・佐藤 イブ(さとう いぶ、27歳) 身長172センチ。青海(おうみ)学院大学大学院の博士課程を修了し三浦半島の深井町役場に入庁。貧困家庭に育ち食べることにも苦労してきたが、持ち前の問題解決能力を発揮して職場や地域の課題をいくつも解決していく。しかし、まじめで自分に正直すぎる性格が仇となって孤立することも少なくない。
・加山 万汰(かやま まんた、25歳) 2023年の町議会議員選挙で初当選。国際協力機構の青年海外協力隊員として2年間海外生活をした国際派。しかし、両親は離婚し妹とも離別。父親は生活力のない絵描きで、家庭環境に恵まれなかった。町長選挙では意中の女性・イブと敵対関係になってしまう。
・原 一(はら はじめ、58歳) 身長159センチ。深井町の町長。愛称:蝶々(ちょうちょ)。見識、哲学、人柄、いずれも卓越しているが、ある事件をきっかけに町始まって以来の町長選挙になり窮地に陥る。その危機を、イブの機転と企画力で乗り切ろうとする。
・牛目 誠(うしめ まこと、68歳) 身長178センチ。民間企業の元幹部社員。原一の姉の愛子と再婚して深井町に移住。荒崎町内会会長、深井町連合町内会会長、無料の学習塾「無量塾」塾長、兼、スナック「夜空の星」マスター。高い見識と人望により、原一の対立候補に推され町長選挙に立候補して激しい選挙戦を戦う。
・牛目 愛子(うしめ あいこ、60歳) 原一町長の姉。牛目誠と再婚する前に隣りの横須賀市逸見(へみ)の青少年の家の指導員をしていて、小学生時代のイブを指導・養育した恩人。深井町で民生委員児童委員などを務め、こども食堂の運営にかかわる愛情深い人。佐藤イブが母のように慕う。
・原 栄衛(はら さかえ、30歳) 深井町で不動産業を営む青年会議所理事長。深井町に対する愛情が最も強く、相模湾のオーシャンビュー、富士山のマウンテンビューなどを活用して深井町を経済的に発展させようとの思いが強い。万汰と共に「ふかい未来塾」を結成し、町の活性化と町長選挙での牛目誠の勝利のため全力を尽くす。
・加山 鯛双(かやま たいぞう、22歳) イブと同期採用の新採職員。スポーツマンでナイスガイ。万汰の3年後輩。女性にも興味があるが、保育園時代からの同級生の亀本歩夢とボーイズラブの関係にある。町長選挙で加山家と亀本家が敵対関係になったことから、歩夢との付合いを禁じられてしまう。
・亀本 歩夢(かめもと あゆむ、22歳) イブ、鯛双と共に町役場に採用された3人のうちの1人で、法学部出身。同期会の席上、地方自治に関していろいろな議論をふっかけてくる。町長選挙に際して、対立する一族同士の争いに巻き込まれて鯛双との仲が引き裂かれてしまう。