あらすじ
公爵令嬢のセリアは四年間完璧な皇太子妃として第二皇子アルフレッドに尽くしてきた。しかしある夜会、彼は子爵令嬢リリアを傍らに「貴様は冷たい事務員だ」とセリアを公衆の面前で罵り、一方的に婚約破棄を宣言した。長年、秘匿された聖女の力で影から国政を支えてきたセリアはすべてを失い追放されることに。
だが、彼女に手を差し伸べたのは冷酷無比と噂される次期皇帝こと第一皇子レオンハルトだった。
「貴様の冷たさこそが、この国に必要な知性だ。私と結婚しろ。私は貴様を溺愛する。他の男に見向きもさせないほどに」
セリアの能力と献身を正当に評価し、絶対的な信頼と情熱を向けるレオンハルトの隣でセリアは真の力を開放する一方、セリアを追放したアルフレッドとリリアは国政の穴を埋められず、さらに公金を横領するという不正に手を染めていた。
ついにレオンハルトとセリアによる最高の報復の舞台が整い、かつてセリアが断罪された夜会で、二人は王族の威厳と共に現れ、愚かな元婚約者とその愛人の不正を暴き、完璧な破滅へと追い込むのであった。
国と絶対的な愛を捧げる皇太子に溺愛され、孤独だった聖女の心は今、真の幸福を知る。