あらすじ

僕は幽霊部員だらけの文芸部を維持するため、孤独に本を読む日々を続けていた。それは僕が引き継いだたった一つの伝統だったから。  一人の部室にも慣れた日のこと、だれもいないはずの部室に、文字だらけの地球儀と女の子がいた。   「私が死んだら、この地球儀を壊してくれない?」  彼女は心臓の病らしい。あと数年の命が終わった後、空想を書き込んだ地球儀を処分したいという。  その奇妙な要求を、僕は断った。その世界は壊すには惜しいと思ったから。  だから僕は地球儀へと向かう。彼女と語り合い、地図に描かれた世界を歩く。  地球儀の終わりを止めるために。

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カクヨム
カクヨム2025/12/01
  • 現在の作品地球儀の終わり