あらすじ

息子の名前を剛(つよし)にしたのは、わたしのように弱い人間になって欲しくなかったからだ。  剛は弱い子だった。  風邪薬をまともに飲むことがない、わたしのようにただただ泣くしかできない子供だった。  だから頭の悪いわたしは剛に、栄養がつくものを薬の代りに息子に与えた。  風邪薬のかわりに、プリンを。  頭が痛いのなら、焼き肉を。  ケガしたなら、とんかつを。  歯が痛いのなら、ケーキを。  目が痛いのなら、ラーメンを。  そして、大人になった剛は――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2023/08/13
  • 現在の作品プラシーボ