あらすじ
普通の事務職・ツムギは、毎日を空虚に過ごす「スカスカ女子」。
ある日、駅前で買ったシュークリームにかぶりついた瞬間、目の前に広がったのは――黄金色の空、サクサクの大地、とろりと滑らかなクリームの海。
そこは、人々の勇気や優しさが詰まった「シュークリームの中の世界」だった。
宮廷パティシエ兼騎士のヴァニラに導かれ、ツムギは心の空洞を埋める冒険に出る。
助けたいという想い、勇気、優しさ――一口ごとに積み重なる経験が、彼女を少しずつ変えていく。
そして、頂上の出口にたどり着くと――空っぽだった私の世界も、ふっくらと焼き上がっていた。