あらすじ

目を覚ますたび、私は「旦那さま」を忘れてしまう。 目の前にいるのは、灰色の瞳をした、美しい男性。 彼はいつも優しく微笑んで、「おはよう、フィオナ。君の夫のレオンだよ」と名乗る。 けれど、どれだけ見つめても、私の胸には何も残っていない。 王都を襲った大火の夜、私は全ての記憶を失った。 残ったのは、「この人と結婚した」という事実と、 毎朝レオンが差し出してくる、一冊の小さな日記だけ。 そこには、昨日までの私とレオンの時間が、丁寧に綴られていた。 一日ごとにリセットされる想い。 それでも諦めず、何度でも私に恋をしてくれる旦那さま。 やがて私は、忘れてしまうはずの胸の痛みを、忘れられなくなっていく。 これは、記憶を失った花嫁と、 毎日“初恋”からやり直す旦那さまの、 きっと世界でいちばん不器用で、いちばん優しい恋の物語。

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小説を読もう2025/12/01
  • 現在の作品花嫁は毎朝、旦那さまを忘れる