あらすじ
そのうどん屋は、開店休業中だった。
なぜなら、暴れもしない破落戸たちのたまり場となっていたから。
何故たまり場になったのか、うどん屋の看板娘のお里には解らなかった。
だが、このままだと稼ぐこともできず、親子三人路頭に迷うのかと悔しい思いをしていたとき、一人の浪人が生きだ折れるかのようにやってきた。
見かねたお里がうどんを食べさせてあげると、そこに問題の破落戸たちがやってきて――
これは、行き倒れの浪人を拾ったら、とんでもない人生に片足を突っ込むことになるお里と浪人夜光(やこう)との出逢いの物語。