あらすじ
準キー局のアナウンサーとして働く有村紗英は、朝枠番組の司会を担当していた。『アリサ』の愛称で親しまれる朝の顔だった。しかし、担当する番組が終了が告げられる。二十九歳であり、そして自己顕示欲が強いことから、フリーアナウンサーに転向するかを考える。
一方で、十九歳の比留間星那羽はスナックで源氏名『セナ』として働きながら、パン屋でアルバイトもしていた。パン職人になる夢に手が届きかけていた。だが、明るく素直な性格から、ふたつの仕事を掛け持つ無茶な生活が充実し、どっちつかずだった。
二月。そんなふたりが夜に出会い、朝に再会する。互いに親近感を抱きながら接していくうち、それぞれの『夜』が明ける。
■登場人物
有村紗英(ありむらさえ) …朝枠番組『あさまど』に出演するアナウンサー
比留間星那羽(ひるませなは) …『スナック宵宮』と『Aube』で働くフリーター
野中千尋(のなかちひろ) …『あさまど』のディレクター
立花真由美(たちばなまゆみ) …紗英が指導している入社一年目のアナウンサー
宵宮橙子(よいみやとうこ) …『スナック宵宮』の店主
東雲澪(しののめみお) …パン屋『Aube』の店主