あらすじ
光と権威に満ちた王都の薬師院で、雑用係として働く青年アレン。彼は院を追放された老師から影の薬学を学び、院長クロイツが封印した究極の秘薬『生命の露』の完成を目指していた。
しかし、その製法は不完全で、完成には院の地下深くに隠された「秘密の炉」と「制御鉱物」が必要だった。
アレンは、院の規律を厳守する番人ライオスの激しい監視と妨害を、巧妙な陽動作戦と策略でかわしながら、秘密の鍵を一つずつ手に入れていく。
やがてアレンは、院長が薬を封印した真の理由「術者の野心や私欲までを浄化してしまう副作用」を知る。すべての材料と真実が揃ったとき、アレンは自らの心を制御し『真の生命の露』を完成させる。
そして、光と影の薬学を融合させ、王都の病を癒す唯一無二の薬師として認められる──そんな物語。