あらすじ
侯爵家に生まれながら兄に疎まれ、腐敗した僧院で育てられた少年リィフ。
ある日、兄ジュノー――侯爵家当主――の娘となる赤子の出産に立ち会う。
だが生まれた赤子は、危険な紋章を持つと判断され、ジュノーによって即座に殺害されてしまう。
その赤子こそ、数千年にわたり転生を繰り返してきた『闇の賢者』ルルスファルドだった。
“今生の叔父”にあたるリィフの善性を気に入った彼女は、彼に自身の紋章――『転生賢者紋』――を託す。
それに呼応して、リィフの内に封印されていた生来の紋章『神槍紋』が目覚め、
彼は二つの紋章を宿すこととなる。
『チート生物』『聖なる怪物』 ともいうべき力を手にしたリィフは
兄ジュノーにより領主に任じられた僻地リトルバードへの
道中で次々と“ぐぅ聖力”を発揮し始める。
荒れ狂う魔物も、悪しき人々も
その槍術と理不尽なまでの聖性に救われ、やがて心服していく。
ぐぅ聖であることをやめなかった少年が、
世界を優しさでねじ伏せていく物語。
2020年に小説家になろうに掲載した作品ののんびり転載です。