あらすじ
灰の塔が支配する終末世界。
AI兵器が歩き回り、人は地下で息を潜める――。
そんな地上に、
“筋トレのためだけに”毎回ひょいっと出ていく男がいた。
ヴィクター。
筋肉で生き、筋肉で判断し、筋肉で世界を見る男。
今日のメニューは全4セット。
・人型AIをコンクリで殴る
・ドローンで反復横跳び
・虫型AIをベンチプレス
・鳥っぽい何かを電柱スイング
目的はひとつ。
「兄貴(ロッカ)を背負って地上を歩ける筋肉を作る」こと。
灰の世界で一番強いのは――
祈りでも武器でもなく、“筋肉”かもしれない。