あらすじ
探索者に憧れるも何の役にも立たない無能な天職《無職》を授かった奴隷の少年アサヒ。
彼は《ウォーリア》や《ローグ》といった仲間に恵まれ、ダンジョンから物資を漁り、都市『エリュシオン』に貢献する『ダンジョン奴隷』として“何度も死にながら”それでも楽しい日々を過ごしていた。
だが——追放。
昔からの付き合いで辛うじてパーティーに入れてもらえていた彼だったが、ついにというべきかダンジョンアタック失敗を機にパーティーからの離脱を申し渡されてしまう。しかし彼は追放劇のきっかけとなったダンジョンアタック時に、特権階級である領主の娘からある才能を見出されていた。
それは、放たれた矢や魔法すら止まって見えるほどの『動体視力』。
「無職に支援しても良いことないよ」
「無職は何者にもなれないではないの。何者にもなれるのが無職なのよ」
これは一つの才能を見出された最弱の少年が、探索者の頂点へと駆け上がっていく物語。
「怪我を治すには死ねばいい」
死に戻りダンジョンで成り上がりを目指す奴隷譚——開幕。