あらすじ

「グレンダ・アルドリット侯爵令嬢! あなたとの婚約を破棄するとここに宣言しよう!」 王立学園の卒業パーティーにて、我が国の第一王子ルシアン・カルファットが声を張り上げた。 そんなルシアンの右隣には薄桃色の髪に翠の瞳を持つ愛らしい少女……アシュリー・ベケット男爵令嬢が腕を絡ませながら寄り添っている。 「アシュリーに対する数々の嫌がらせ、知らないとは言わせぬぞ!」 「ルシアン殿下、それら全ての行為にわたくしは関与しておりません」 今度はグレンダのターンが始まる。 ルシアンが訴えた嫌がらせの数々……それに反論する形で、自身が関与していない証拠を次々に提示していったのだ。 その時、来賓席からルシアンを諌める国王の声が響く。 国王はグレンダの身の潔白を認めると、ルシアンの有責による二人の婚約破棄と、ルシアンの王位継承権の剥奪を宣言する。 鮮やかな逆転劇にホールの人々は動揺と興奮に包まれた。 (よし、作戦通り……!) 私は心の内でガッツポーズを決める。 ──これは仕組まれた断罪劇だ。 ちなみに仕組んだのは私……ルシアンに腕を絡ませているアシュリー・ベケットである。 そして、もう一人……。

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カクヨム
カクヨム2025/12/01
  • 現在の作品仕組まれた断罪劇の結末