あらすじ
「佐藤祥也様。あなたは亡くなられました。代わりに異世界へ転生させてあげましょう」
典型的な女神、テンプレな異世界転生の導入。
テンション爆上がりの祥也は、当然のようにチート能力をねだる。
――が、現実はこうだった。
転生特典:なし
隠された才能:なし
女神の手厚いサポート:当然なし(安全圏からの応援のみ)
その代わりに用意されているのは、
「地」を司る魔王と、
「火」「水」「風」の三天王を倒してほしい、という無茶ぶりだけ。
目を覚ませば、そこは見慣れた天井。
外に出ても、どう見ても「いつもの日本」にしか見えない世界。
スライムも、魔物も、ステータス画面も存在しないのに、
女神は「この世界には魔法があります」とだけ言い残して消える。
とりあえずホームセンターでサバイバルナイフを買い、
公園でアリを潰し、カラスを追いかけ回し――
それでもレベルは1のまま、何も変わらない。
「スライム一匹いねぇ世界で、どうやってレベル上げろってんだよ。」
これは、
ゲームシステムすら見えない“ほぼ現代日本”で、
チートも才能もない男が、言葉と頭の回転だけで世界に噛みつく話。
メタ気味ツッコミ強めのコメディベース、ときどきシリアス。
異世界転生テンプレを踏み台にしつつ、
「レベル1のまま、それでもどう生きるか」をこねくり回す物語です。