あらすじ
洗冤院に居候を決め込む文字フェチ巫女の黎明には秘密があった。
それは霊と対話できる異能をもっていること。
しかし、黎明にとってもっと大切な事は古今東西の文字を愛でること。
そう、文字を愛でること!
後宮で幽霊騒ぎが起きても、后候補が書く(かもしれない)文のほうがずっと気になる。
そんな彼女の相棒は外戚の官吏、皇太后の甥の青藍。
外戚でありながら自力で科挙に合格したある意味では変わり者。
しかし実は幽霊が大の苦手で、「霊など迷信だ」と強がるものの、本音は怖くて仕方ない。霊やあやかしを否定するために必死で学んでいるうちに、科挙登第を果たすだけの学問を積んでいたというのが本当のところ。
かたや珍しい文字見たさ。かたや皇太后の勅命のため、後宮で鉢合わせした二人は奇妙なコンビを組むことに。
黎明が霊の声を聞き、青藍は論理的に謎を解く——はずが、黎明は事件そっちのけで古文書に夢中、青藍は霊を見て腰を抜かす始末。
それでも二人は、霊たちの未練と無念を晴らしながら、後宮に潜む陰謀を暴いていく。
文字と霊と謎が交錯する、にぎやかな怪異事件簿。
開幕です。
※カクヨム初参加です。よろしくお願いします<(_ _)>