あらすじ
「佐藤祥也様、あなたは亡くなられました。代わりに異世界へ転生させてあげましょう」
お約束の女神、異世界転生の宣告。
テンション爆上がりの祥也は、当然のようにこう考えた。
――よし、チート能力もらって無双だな!
……しかし、女神から告げられたのは残酷な現実。
転生特典:なし
才能:なし
サポート:ほぼなし
ただし、魔王と三天王はちゃんといる。
「む、無理ゲーでは???」
目を覚ませば、そこは見慣れた町並み。
どう見ても“いつもの日本”にしか見えない世界で、
レベル表示なし
ステータス画面なし
スライムどころか魔物も見当たらない
とりあえずホームセンターでサバイバルナイフ(定価1880円)を買い、
公園でアリを潰し、カラスを追いかけ回すも――レベルは一向に上がらない。
「スライム一匹いねー世界で、どうやってレベリングしろってんだ!」
地を司る魔王と、火・水・風の三天王。
本当にそんな連中がいるのかも分からない“ほぼ現代日本”で、
チートも才能もない男が、言葉と頭の回転だけを武器に足掻きはじめる。
これは──
何の特典もないまま、ゲームシステムすら見えない世界で、
それでも「世界を救え」と言われた男が、文句を言いながらも一歩ずつ前に進む話。
ゆるいメタ系ツッコミ多め、時々シリアス。
そんな感じの、ちょっとだけひねくれた異世界(?)ファンタジーです。