あらすじ

夏のしたたる頃、新鮭高校の中間テストで赤点まみれとなった鯉倉兎渚(こいくらうなぎ)は、天ぷら屋『天景』でヤケ鮭チャレンジを敢行していた。いかにヤケ酒して酔っているかのように焼き鮭と水を味わってみせるか、という高校へ入学して二か月ほどで酒を飲んではいけないがゆえの哀愁漂わせる試みだ。 その虚無への探求にも見える行為を放っておけなくなった『天景』の看板娘である塩野天器(しおのてんき)は、まかないの“いくら丼”を兎渚へと振る舞うことにした。 兎渚は涙をこぼしながら“いくら丼”を食べ終えると、輪廻転生を繰り返した末の悟りでも開いたかのようにつぶやく。 「私が生まれてきた理由、やっと分かった。いくら丼の煌めきを伝えるためなんだ」 この出来事が高校で兎渚の真後ろの席となっている御石琴芽(おいしことめ)の日常と「白百合の天使」にまで変化をもたらすこととなる。 いくら丼を食べて煌めき感じちゃった最強不可解少女に巻き込まれ、やがてガールズバンドなのか丼モノ系アイドルなのかすら分からないような《いくら丼まいっ❣》の音楽活動へ飛び込んでしまう――青春と呼ぶには何かがおかしい物語。 ※レビューやコメントを頂けますと大変嬉しいです。ただし、頂いたレビューやコメントが作中で登場したり、内容に影響したりする可能性があることをご了承ください。 ※作中でくわえたり、食べたりしているもやしは特に記載がなければ加熱調理したものです。もやしを生食すると食中毒の危険がありますのでご留意ください。

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カクヨム
カクヨム2025/12/01
  • 現在の作品【青春!×音!?×百合?】白百合にも天使にもなれっこない非ラノベ主人公な“私”と“あたし” by 琴芽