あらすじ

◇おにのとうりょうとたまかけのみこ◇ この国の大地には、負の感情が沈澱する。それが凝縮すると鬼孔(きこう)が生じ、人食い鬼が這い出てくる。 人の地を守るため鬼と対峙するのは、西国巫女と東国武者だ。 巫女が鬼の湧く鬼孔を清めて塞ぎ、それでも溢れ出てしまった鬼を武者が斬る。 そうして人々は、かろうじて平穏を維持してきたのである。 西国巫女の奈古女(なこめ)は、清めの気を集めるための神楽が苦手な落ちこぼれ。 ある晩、重大な失態を犯してしまった奈古女は、巫女を統べる巫頭(かんなぎがしら)から「東国武者の配下となり、東国に赴き直接鬼孔を塞ぐ役目を負え」と命じられる。 巫(かんなぎ)の宮を追い出されるように東国へ向かう落ちこぼれ巫女の奈古女と、秘密と孤独を抱えた武家の若殿真均(まさひと)。 二人は、胸に空いた穴を埋め合うように心を通わせていくのだが、東国武者の棟梁館を襲ったとある惨劇の後、追われる身となってしまい……。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2025/12/01
  • 現在の作品鬼の棟梁と魂欠けの巫女