あらすじ

——ある日、都市の時間から“三秒だけ”が消えた。 いや、正確には“削れた”と言うべきだ。 フリーの調査データアナリスト・久世静真は、 その痕跡を最初に“観測”してしまった人間の一人だった。 削れた時間は、再生されない。 誰も気づかない。 ただ、観測者だけがその歪みに触れ、世界の構造から外れていく。 都市に散らばる円弧状の削れ、中心に向かう均一化、 空白の階層を持つビル、観測者ネットワーク「層の外」の断片——。 観測すればするほど、世界が静かに書き換わっていく。 そして静真は気づく。 観測は意思ではなく、“感染”なのだ。 現代東京を舞台に、 都市異常×観測者による静謐で知的なサスペンス。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/12/01
  • 現在の作品三秒削れの観測者──都市の時間は、静かに壊れ始めている