あらすじ
🌟このエッセイは、犬と私の連作シリーズの第1話です。タイトルをシリーズに合わせて変更しました
2003年、ボロボロのペットショップで売れ残っていた、ミニチュアダックスの女の子。
お世辞にもかわいいとは言えない犬を、私は15万円で買いました。
救ったつもりで。
でも、救われたのは私の方でした。
天真爛漫で、愛嬌たっぷりの音夢ちゃん。
7歳で自己免疫性疾患、18歳で口腔内メラノーマ、余命1ヶ月。
何度も「覚悟してください」と言われながらも、13回の手術を乗り越え、
20年8ヶ月、最期まで「生きたい」と願い続けました。
そして、私が最期に選んだのは、安楽死でした。
犬が噛んだ日。美しい目を取り戻した日。白い骨になっても「かわいい」と言った日。
そして、箸を使えなくなった、取り残された私の日々。
これは、最期まで生き抜いた命の物語です。