あらすじ
十数年前に現れた“ダンジョン”は、
初めてモンスターを倒した者へクラスとスキルを与えるようになった。
だが――
俺のユニークスキル《ベクトルシフト》は
「方向を1センチ、1度だけズラすだけ」という 最低評価スキル だった。
攻撃も防御もできない。
誰も期待しない。
俺自身すら、使い道を見いだせない。
そんな“地味スキル”しか持たない俺は、
借金まみれのタンクと、攻撃手段ゼロの観測手と共に、
くすぶるようにFランクから這い上がっていく。
これは――
最弱評価のスキル《ベクトルシフト》で、
たった1センチのズレから生存を掴む物語。