あらすじ
シレア国、それはここにしか無い、唯一無二のファンタジー世界。
舞台は森に囲まれた平和な国、シレア。
国の中で時を刻むのは、王都シューザリーンの城下街に立つ時計台のみ。その鐘楼の音が、人々の生活を、一日を、一年を刻んでいた。
しかしある時、その時計に異変が起こる。
南の海洋国テハイザとの緊張関係の中、国を揺るがすわけにはいかない。その才誉れ高き兄王子不在の中、国の安寧を取り戻すため、王女が奔走する。
そんな非常事態に、シレアの森に迷い込んだ少女がいた。彼女は一体、何者なのか。
この国から、この世界からは別のところから来た、驚くばかりの外見の少女と、王女の関係は——?
次々に起こる異変、国を取り巻く政治的思惑、それらが渦巻き、王女と少女、シューザリーン王城の人々を襲う——!
在るはずの「時」は失われ、出会うはずのない「二人」が出会う。
存在すると信じていた「時間」、今ここにいる「現実」は、本当に真なのか。
時間を、秩序を、どうやって戻す?
時間の不思議に挑んだ硬派 長編ハイ・ファンタジーです。
縦書きでお読みいただけたら嬉しいです。
「紙の本で読みたい」のお声をバネに、『時の迷い路』(ときのまよいみち)を全面的に改稿しました。主人公たちの背景に関して大きく変わりました。
以前のヴァージョン読了の方も、生まれ変わったお話を楽しんでいただけたらとても嬉しく思います。