あらすじ
クリスマスの前日のイブ。
駅前のイルミネーションの下で、彼女は振られた。
「来年から海外に行くから、恋人は無理だ」と告げられて。
クリスマス当日は会えないからと、わざわざイブを選んだのに――。
同じ頃、ビルの屋上庭園で、彼も振られていた。
「仕事と私、どっちが大事なの?」
「どちらも」と答えてしまったパティシエの彼は、
カップル向けの小さなホールケーキを抱えたまま、茫然自失になる。
行き場をなくした「二人分のケーキ」と、行き場をなくした二人の失恋。
人でいっぱいのカフェで、偶然相席になった“彼”と“彼女”は……。
名前も知らない「彼」と「彼女」が、過ごす、ささやかなイブの物語。切なさとほんのひとかけらの奇跡を詰め込んだクリスマス短編。
#イブ失恋
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#二人視点