あらすじ
綾はどうしようもない気持ちを抱えていた。
毎日、一面落ち葉の地面と向き合いながら高校へ続く坂道を上り、その気持ちに名前を付けられない。
そんな中、綾の慕っている″櫻子おばさま″が綾の家を訪れる。
櫻子おばさまは魔法使い。思い出を宝石にしながら世界中を旅している。
「―― 綾、私はね、美しいものしか宝石にできないの。」
どうにもならない後悔も、忘れてしまいたい罪悪感も、おばさまと過ごす不思議な夜の中、少しづつ形を変えていく。
石にしてしまいたいほどの苦しい思いと、その先にある小さな一歩の物語