あらすじ
この世界の音楽は「人殺しの戦争兵器」と「人々を楽しませる娯楽」という二つの面を持っている。
そんな世界で、音楽に故国と母と親友を奪われ、それでも少女は音楽を愛せるのか──。
もし気になっていただけましたら、まずは作品の雰囲気が1分ほどで分かる 第1話「オープニング」を見てみてください。
【あらすじ】
音楽を奏でる事によって魔術を簡単に使えるようになった世界。音楽魔法と呼ばれるその技術は、当たり前のように戦争に使用され、戦争の武器を一変させた。
そんな世界で、(純粋な楽器としての)トランペットに憧れる十二歳の少女エーカは、《王国》の城郭都市カマール要塞に住んでいる。戦争相手の《帝国》出身者という事情もあり差別を受けてはいるものの、帝国人の母と幸せな日常を送っていた。
しかし、その日常は要塞に襲来した帝国軍によって破壊される。憧れていた祖国と音楽に親友と母親を同時に奪われたエーカは絶望し、音楽や帝国への憧れも憎しみに変わる。
そんな中、要塞のどこかに自爆演奏機械【オルゴール】が設置されており、このままでは要塞にいる全ての人間が命を落とすことになるという情報が明かされる──。
*音楽に憧れを持つ気弱な主人公たちの内面をメインにしてあるので、ミリタリーや音楽に関心がない方でも楽しんでいただけます。軍事と音楽の知識に関しても、基本的な部分から解説しているので何も考えずにお読み下さい。
*この作品は戦争についても取り扱っている為、小・中・高生の閲覧を制限するほどではありませんが、やはり物語に必要な要素としての最低限の残虐描写がありますことをご了承ください。
*作中に登場する全ての音楽情報は著作権を侵害しない範囲のものを取り扱っております。
*本作は以前に連載していた同名作品の第一章部分をリメイクし、エピソードやキャラクターを大幅に追加して一冊分の物語にしたものです。