あらすじ
帝国の若き近衛騎士ヒューガは、突如現れた《勇者》を名乗る魔道士によって祖国を滅ぼされた。
辛うじて最愛の主、皇女アシュリーゼを異世界へ逃がすことには成功したものの、自身は《勇者》の理不尽な力の前に敗北し、命を落としてしまう。
次に目を覚ました場所は、女神の領域だった。
《天空の女神》サラは言う。
「あなたの死も、延いては帝国の滅亡も、すべては創造神たるわたくしの采配に責任があるのです」
女神は、「お詫び」としてヒューガを異世界へ転生させ、栄光を約束された《勇者》となることを提案するが――。
――ふざけるな、悪魔め。
姫を探し出して帝国復興を成し遂げること以外興味のないヒューガは、女神の身勝手な要求に激昂し、衝動的に彼女を悪魔と断じて斬り殺してしまう。
途方に暮れていた彼の前に突如現れたのは、〝痴情のもつれ〟で妹のサラに神の力を奪われ長らく下界に追放されていたという幼女姿の女神セラ。
「君が斬ったっていうその悪魔ね、正真正銘《天空の女神》サラちゃんだよ……」
「………………はぁ?」
これは、神殺しの罪を背負った謙虚な騎士と自称神界一カワイイ(元)女神の、奪われたモノを取り戻す物語。