あらすじ

「俺の名前は上月雄大。中学二年生。どうやら一度、よく分からないうちに死んでしまったみたいです」  ある日、雄大は命に関わる怪我を負ったはずだった。  それなのに、何事もなかったかのように日常へ復帰したことを、誰もが不思議に思っている。  医者も首を傾げる奇跡。だが、彼自身にだって分からない。  ――記憶が、飛んでいるのだ。  なぜ血まみれで倒れていたのか。  誰にやられたのか。  誰も答えを持っていない釈然としない気持ちを抱え、雄大は久々の学校からの帰り道を歩いていた。 「上月ユータ様、ですね?」  そこで彼は、一人の少女と出会う。  透き通るような白い肌に、朱く輝く瞳。真っ白な装束を纏った彼女は、一切の表情を変えることなく、坂の下にいる雄大を静かに見下ろしていた。  彼女の名はリィナ。  その白き少女は、雄大を非日常へと誘う。  かつて存在した魔術師が残した最後の秘術。  その儀式が引き起こす、魂を懸けた戦い。  ――欠けた魂は己が半身を求めて響き合う。 悠久の時、果てしない旅路の果てに。  少年と少女が出会う時、物語は動き出す。

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カクヨム
カクヨム2025/12/01
  • 現在の作品ソウル・エコーズ~精霊達への鎮魂歌~