あらすじ
宇宙人に脳みそを改造され、宇宙人の言葉を理解できるようになった諸月草介(もろづきそうすけ)。彼はクラスメイトにして日本人に扮した宇宙人の秋月桜(あきづきさくら)のことを好いているが、ヘタレにして自意識過剰なバカ垂れに行動を起こす勇気どころかその気もなく、今に至る。他方、桜の方はというと、こっちはこっちでどういう訳か草介のことを好いているが、とある事情から彼に好意を告げることができずにいた。
しかし桜が意識か無意識か癖になっている独り言が、本来進まないはずの二人の関係性を進めている。その独り言というのは彼女の核心に触れる内容が多々あったが、他方その独り言は日本語ではなく彼女の星の言語によるものであるため、普通の地球人には理解できない。しかし何と都合の良いことに宇宙人に脳みそをいじくりまわされた草介は彼女の星の言語がわかる。つまりは、彼女の独り言の内容も、彼女の素性も草介は一通り知っている。これで少しはあのヘタレ野郎も行動を起こしやすくなったはず…。
とまあ、こんな感じの話です。なお、主な語り手は自意識過剰ヘタレクソ野郎の草介くんなので、悪しからず。