あらすじ
『本屋で待っています。』
アラサーに足を突っ込み始めた社会人 兼 無名個人勢Vtuberの髙垣遥は、かつて推していた、今は活動を休止している大手事務所所属Vtuberの春風セレナから突然DMを受け取る。DMに書かれていたのは、かつての推しと自分にまつわる衝撃の秘密で……
誰だって、きっと一度は想像したことがあるはず。
手が届かないと分かっていても、それでも、もし「推し」である君が、僕の隣にいてくれたなら、どれだけ幸せなことなんだろうと。
これは、たわいもない、どこにでもあるような物語。
そこら辺にいる視聴者が推しとなるVtuberを見つけて、癒され、救われ、応援していた、そんな面白みのない物語。もしくは、バイト先で知り合った青年と少女が紡いだ、恋愛未満に終わった出会いと別れの物語……のはずだった。
ただ、もし、もしも、あの日の帰り道に、満月を眺めながら想像した、突飛な妄想が本当だったのなら。
――― 俺はもう一度、君に出会えるのだろうか。
バイト先の先輩と後輩として、もしくは人気Vtuberとその視聴者として。
近くて遠い、そんな2人の「出会い」と「別れ」と、そして「再会」のラブコメディ。