あらすじ
ソフィア・アルフレダ・シュヴァルツァは猫獣人の人民警察官。栄えある連邦の、偉大な首都で日々人民のために奮闘している。
連邦は数年続いた酷寒の冬と、外交関係の悪化により、燃料資源の不足に悩まされていた。燃料の高騰に伴い汽車の運賃は高くなるばかり。連邦内では肥大化したカピタリストとプロレタリアートの格差が広がり、それに伴う人民の不満が高まりつつあったそんな中、隣国にして連邦の仮想敵国であり、その上大陸有数の産油国である「ダンクセン連合王国」では新しい燃料資源の採掘がはじまる。
連邦はその成立は人民による帝政の破壊にあり、また、構成国のいくつかは非人道的な王政を廃止し、民主化するという建前の下の軍事侵攻を行った過去がある。そして、不満の高まる連邦の机の上ではある計画が始動していた。人民の不満を逸らす方法は共通の敵を存在させることであり、その上その敵はこちらになくてはならず、不足しているものをたっぷり備えている上に、なんと都合の良い事か、ダンクセン連合王国は、連邦を構成する民族の一つである獣人族を迫害しているのだ。我らには大義名分があった。
ソフィアという一プロレタリアートでありながら階級の、そして獣人の裏切り者は、国家の陰謀に巻き込まれ、殺人や戦争、正義について考えざるを得なくなるのであった。