あらすじ
高校2年生の小峰結衣と大峰樹は、「心霊現象を科学的に否定する」という高尚な目的を掲げ、オカルト研究部に所属していた。しかしその実態は、二人とも極度のビビリであり、幽霊の存在を認めないことで恐怖から逃避しようとしているに過ぎなかった。
そんな二人を、樹の親友である須藤蓮は「尊い」観察対象と見なし、恐怖による吊り橋効果で二人が密着するよう、裏で怪奇現象を演出して楽しんでいた。さらに、恐怖中枢が壊れた天然少女・久留宮ひなが入部し、悪気なく本物の呪物を持ち込むようになったことで、部室は阿鼻叫喚の地獄と化す。
結衣と樹は、須藤の策略とひなの暴走により毎回絶叫しながら抱き合う羽目になるが、その激しい動悸を頑なに「恐怖のせい」と言い張り、互いの恋心には決して気付かないのだった。