あらすじ
事の発端は、山間部および河川流域に居住する民間人—老夫婦による、未確認浮遊物体の回収であった。 「桃」と呼称されたそのカプセルから回収された個体、識別名|桃太郎《モモタロウ》は、驚異的な成長速度と身体能力を示し、瞬く間に地域社会における特異点となる。
当時、本土沿岸部は、離島を拠点とする武装勢力「鬼」による略奪と拉致被害に晒されていた。 治安維持能力の限界を悟った桃太郎は、正規軍に依らない独自の打撃部隊編成を決断。老夫婦—後方支援要員が全財産を投じて製造した高栄養価携帯糧食「キビダンゴ」を資金源とし、前線への移動を開始する。