あらすじ

四国の山中にある観光地にも載らない古いダム。 そこへ向かう途中、老人は言った。 「よそ者は、この先へ行ったらいけんのや」 笑って流した僕は、 湖でスマホを落とした夜から“奇妙な映像”を受け取るようになる。 ──水の底。 ──行き交う人影。 ──顔だけが正確にこちらを見つめる視線。 ダム建設で沈んだ村は、まだ終わっていなかった。 歩く。立つ。通る。 ただ、それだけが延々と続いていく。 そして気づく。 この着信は、『呼んでいる』のだと。 ──この短編で描かれた怪異は、 四国の山あいでひっそり起きた、ほんの“一滴”にすぎません。 日本のどこかで同じ夜、 水の匂いのする港町でも、 静かに“世界のほつれ”が広がり続けています。 ▼その物語 『幽世のリリン』 ――同じ世界線で進む、もう一つの闘い。

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カクヨム
カクヨム2025/11/30
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